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第153回 芥川賞・直木賞の贈呈式のリアルな風景1

「火花」が話題を呼んだ第153回の芥川賞・直木賞の贈呈式が21日に行われました。

この贈呈式は長い間、東京會舘で行われてきたのですが、現在は建て替え中ということで、帝国ホテルで行われています。又吉直樹さんのような話題性のある人物が受賞した時には、会場からあふれんばかりの来場者ということも過去にはありました。ただし、今回行われたのは、なんといっても国内でも屈指の収容人数を誇る帝国ホテルの孔雀の間です。小規模な運動会ならできそうな広さです。そう簡単にいっぱいになりません。

孔雀の間といえば、かのフランク・ロイド・ライトが設計した旧本館の流れを汲むデザインが施された由緒正しき間であります。テラコッタの美しい装飾、重みがちがいます。さすがに運動会向きではないでしょう。

さて、贈呈式ですが、出席するのは主催者と受賞者はもちろんのこと。受賞者の家族や友人、歴代の受賞者、出版界の方々、文藝春秋の取引会社の方々などで、招待状を送られた方々です。

受付で招待状を渡し、記帳するとシールをいただけるので、それを見えるところに貼ると入場できます。会場入り口付近と舞台周辺は比較的混みますが、それ以外は比較的余裕があるので、この式に30回以上出席させていただいている私は、本能的に人口密度の低い端の方へと避難します。それにしても今回はなんという報道カメラの数でしょう。

入口で渡されたドリンクを片手にしばし歓談していると、何やら奥の方の扉が開き、東山彰良さん、羽田圭介さん、又吉直樹さんたち受賞者の入場する姿が見えました。他の受賞者と比べて又吉さんは小柄で目立ちにくいのですが、あの独特なヘアースタイルのおかげで私のいた、やや遠くからでもすぐにわかりました。(続く)

加藤 隆之

受付すると頂けるシール
受付すると頂けるシール

受賞者のコメントが掲載された小冊子
受賞者のコメントが掲載された小冊子