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第153回 芥川賞・直木賞の贈呈式のリアルな風景2

贈呈式の始まりです。まずは賞の贈呈。続いて選考委員からの祝辞。選考で満票が入った直木賞の「流」はこれまでの受賞作のなかでも図抜けて評判が良いようです。

さて、いよいよメインの受賞者のスピーチです。何度も報道されているので内容にはふれませんが、壇上の受賞者の写真を撮ろうとカメラを構えたところ、あまりのライトの強烈さで顔が真っ白に。カメラ性能の良いスマホですが、報道陣のライト攻勢の前に撃沈…。

又吉さんのスピーチにお笑いは一切なし。作家・又吉直樹の印象をより強くしたように思えました。何よりも配布された小冊子に書かれていた文章が秀逸で(ここでは著作権上、公開できませんが)、感心しました。贈呈式の締めは日本文学振興会の松井清人・理事長の挨拶。この後、同じ会場での懇親パーティーに移行します。

改めてよく見ると、有名作家の方があちらこちらに。津本陽さん、宮部みゆきさん、村山由佳さん…、いつも大変お世話になっている大沢在昌さんがいらしたのでご挨拶。やはり、印象に残ったのはカラフルでキラキラ感がアップしていた志茂田景樹さん。孔雀の間のゴージャスな照明が引き立てます。いやーすごいです…。(続く)

P.S. AGFでは又吉直樹さんのサイン入り「火花」や「深い珈琲エッセイ」9作品が付いたBOOKボトルのプレゼントキャンペーンをやっています(31日まで)ご興味のある方は以下のサイトにて応募できます。http://blendy.agf.jp/bookbottle-cp/?_ga=1.110540741.1952855192.1414455883

加藤 隆之

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第153回 芥川賞・直木賞の贈呈式のリアルな風景1

「火花」が話題を呼んだ第153回の芥川賞・直木賞の贈呈式が21日に行われました。

この贈呈式は長い間、東京會舘で行われてきたのですが、現在は建て替え中ということで、帝国ホテルで行われています。又吉直樹さんのような話題性のある人物が受賞した時には、会場からあふれんばかりの来場者ということも過去にはありました。ただし、今回行われたのは、なんといっても国内でも屈指の収容人数を誇る帝国ホテルの孔雀の間です。小規模な運動会ならできそうな広さです。そう簡単にいっぱいになりません。

孔雀の間といえば、かのフランク・ロイド・ライトが設計した旧本館の流れを汲むデザインが施された由緒正しき間であります。テラコッタの美しい装飾、重みがちがいます。さすがに運動会向きではないでしょう。

さて、贈呈式ですが、出席するのは主催者と受賞者はもちろんのこと。受賞者の家族や友人、歴代の受賞者、出版界の方々、文藝春秋の取引会社の方々などで、招待状を送られた方々です。

受付で招待状を渡し、記帳するとシールをいただけるので、それを見えるところに貼ると入場できます。会場入り口付近と舞台周辺は比較的混みますが、それ以外は比較的余裕があるので、この式に30回以上出席させていただいている私は、本能的に人口密度の低い端の方へと避難します。それにしても今回はなんという報道カメラの数でしょう。

入口で渡されたドリンクを片手にしばし歓談していると、何やら奥の方の扉が開き、東山彰良さん、羽田圭介さん、又吉直樹さんたち受賞者の入場する姿が見えました。他の受賞者と比べて又吉さんは小柄で目立ちにくいのですが、あの独特なヘアースタイルのおかげで私のいた、やや遠くからでもすぐにわかりました。(続く)

加藤 隆之

受付すると頂けるシール
受付すると頂けるシール

受賞者のコメントが掲載された小冊子
受賞者のコメントが掲載された小冊子
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小ロットに強い、カバー帯かけまでの全自動ラインとは

加藤製本と西岡製作所が共同開発した新型機の実力

これまで、丁合機からバインダー、三方断裁にいたるラインの切り替えは自動化され、製本作業の効率化が図られてきました。

ただ、残念なことにカバー・帯を掛ける機械(トライオート)が自動化されていなかったため、ペーパーバックスタイルの品物しか、効率よく生産することができませんでした。

このため、例えば300部の本を作る場合、カバー・帯を掛けて出荷するとなると、生産時間よりも機械の切り替え時間の方が長くなり、慣れている作業者が手掛けした方がかえって効率が良い、ということが起こっていたわけです。これでは小ロットの時代にふさわしい生産のあるべき姿とはいえません。

このことはちょうど、高速道路を走っている車が料金所の5㎞手前で渋滞に巻き込まれ、1時間で行けると思っていた道のりが1時間半かかったということと似ています。つまりこの料金所に相当するボトルネックがカバー・帯掛け作業だったというわけです。

製本というと通常、バインダーのような大型の主力機が注目されがちで、トライオートという “隠れた非効率さ” に目が向けられるということはあまりなく、ましてやこれを真剣に解消しようという試みはありませんでした。

それならば自分たちがこの解消に挑戦しよう。それがすべての始まりでした。そして、トライオートの製造元である西岡製作所に働きかけ、およそ1年のもの間、実験や試行錯誤を繰り返し、新たなトライオートの誕生にいたりました。

いまでは、かつてオペレータが手動で切り替えていた15か所をすべて自動で、しかも同時に切り替えることができ、セット替え時間が最大1/10にまで短縮されました(弊社比)。実際に見学に訪れたある大手出版社のベテラン社員の方は実際に腕時計で時間を計測し、カップラーメンができるより早く機械の切り替え作業が終わってしまったことに「えーっ!もう終わったの?」と驚かれたようす。弊社の担当が「この機械はメモリー機能もあり、一度行った作業を記憶できますので、2回目以降はもっと早くできます」と説明するとさらに驚かれたようでした。

このトライオートの特徴はこれだけではありません。今回、丁合から始まる前工程と連結され、すべて自動で切り替えができる初めての一貫製本ラインにもなりました。このほか、投げ込みは売上カード以外に4丁できます。さらに160mmまでの幅広の帯にも対応できます。この機械に興味のある方は弊社にご一報いただければご案内いたします。

また、9月11日に開かれるIGAS2015(国際印刷総合機材展、於:東京ビックサイト)で、初めて一般に公開されます。

加藤 隆之

トライオートweb宣伝用